一人っ子は寂しい?は本当?一人っ子ママが原因や対策を考えてみた

一人っ子との関わり

一人で遊んでいる子どもの姿を見て、「一人っ子は寂しいのかな」「兄弟がいなくてかわいそうなのかな」と不安になることはありませんか?私自身も周囲から一人っ子はかわいそうと言われたりすると、今の家族の形でよかったのか悩むこともありました。

一人っ子の寂しさについて調べている方の中には、共働きで親子の時間が少ないことや、愛情不足になっていないかを心配している方もいると思います。また、一人っ子の性格や社会性、メリットとデメリット、大人になってからの孤独、親の介護など、将来のことまで考えると不安は尽きないですよね。

ですが私は、一人っ子だから必ず寂しいとは限らないと考えています。寂しさの感じ方は、子どもの性格や年齢、親子関係、友達との関係、家庭での過ごし方によって大きく変わると思っているからです。この記事では、子どもが寂しさを感じやすい場面や親ができる対策、大人になってからの不安まで、順番にわかりやすくお話しします。

✅この記事を読むことで分かること
・一人っ子が寂しいと感じる理由
・家庭でできる寂しさへの対策
・親の介護など将来への備え

一人っ子が寂しいと感じる理由

一人っ子は、家の中に同年代の遊び相手がいないため、時には寂しさを感じることがあると思います。ですが、兄弟姉妹がいないことだけで、子どもの幸福度や性格が決まるわけではありません。まずは、一人っ子がどのようなときに寂しさを感じやすいのかを一緒に見ていきましょう。

一人っ子は本当にかわいそうなのか?

一人っ子は本当にかわいそうなのか?

↑最近はピースするのがお気に入り

私の結論は、一人っ子だからかわいそうだと決めつけることはできないと思っています。一人っ子として育った人の中にも、「兄弟が欲しかった」「子どもの頃は寂しかった」と感じる人もいれば、「一人で自由に過ごせて快適だった」「一人っ子でよかった」と感じる人もいます。
私自身も一人っ子で育ちましたが、基本は一人が楽だし自分に出来て楽しい。だけど家でも友達と遊びたい時はきょうだいがいる友達が望ましく思う時もあった記憶が今でも残っています。
ちなみに我が子は、まだ3歳ということもありきょうだいの有無は関係ないかな?という感じに見られます。

私は「子どもが一人で過ごしている=寂しいと感じている」にならないと考えています。

兄弟姉妹がいる子どもであっても、家庭内の会話が少なかったり、兄弟仲が悪かったりすれば孤独を感じることはあります。反対に一人っ子でも、親や祖父母、友達、いとこなどと安心できる関係を築けていれば、孤立せずに育つことができます。
実際に私自身も、家にいる時に一人で暇だな、きょうだいがいる友達はすぐに遊び相手がいていいなと思うことはありましたが「孤立」はしていませんでした。
今思えば、祖父や祖母、親がしっかりと自分の話を聞いてくれたりしてくれたことが良かったのかなと。
この自分自身の経験から私も一人っ子の娘を育てている今、子どもとの関わりを蔑ろにせずなるべく話を聞いてあげたりしようと心掛けています。

大切なのは家族の人数ではなく、子どもが自分は大切にされていると感じられることだと思っています。

子どもが寂しがりやすい場面

普段は一人で楽しく過ごしている子どもでも、ふとした場面で寂しさを感じることがあります。

特に幼児期から小学生頃までは、「一緒に遊びたい」「自分のことを見てほしい」「誰かと気持ちを共有したい」という思いが強い時期です。

一人っ子が寂しさを感じやすいのは、次のような場面です。

・親が家事や仕事で一緒に遊べないとき
・友達が遊び終えて帰ったとき
・雨の日や長期休暇で外出できないとき
・近所に同年代の子どもがいないとき
・友達が兄弟姉妹と楽しそうに遊んでいるとき
・留守番の時間が長くなったとき

私も、友達が家に遊びに来てにぎやかに過ごした後、急に家の中が静かになると、寂しさを感じることがよくありました。
楽しかった時間との差が大きいほど、「もっと一緒に遊びたかった」「まだ誰かとつながっていたかった」という気持ちが強くなったのかもしれません。

アドラー心理学では、人には「自分には居場所がある」「誰かとつながっている」「自分は大切な存在だ」と感じたい欲求があると考えます。

そのため、子どもが「寂しい」と言ったり、親の気を引くような行動をしたりするときは、単なるわがままではなく、「もっとつながりを感じたい」という心のサインである可能性があります。

親が忙しくて話を聞けない日が続いたり、家庭内の会話が少なくなったり、学校で悩みを抱えていたりすると、子どもは自分の居場所や安心感を確かめようとすることがあります。

そんなとき、すぐに遊んであげられなくても、
「一緒に遊びたかったんだね」
「友達が帰って、急に静かになって寂しくなったんだね」
「今は家事をしているけれど、終わったらお話を聞かせてね」
と気持ちを受け止めるだけでも、子どもは「自分の気持ちを分かってもらえた」と感じやすくなります。

また、アドラー心理学では、子どもを一方的に満たしてあげるだけでなく、「家族の一員として役に立てる」と感じられることも大切にします。

たとえば、親が家事をしているときに、
「一緒にタオルを畳んでくれる?」
「今日のデザートを一緒に選ぼうか」
「終わったら何をして遊ぶか考えておいてくれる?」
など、子どもが参加できる役割をつくることで、孤立感が和らぐこともあります。

子どもの「寂しい」という言葉だけをそのまま受け取るのではなく、
「今日は何かあったのかな」
「誰とのつながりを求めているのかな」
「自分の居場所を感じられているかな」
と、その背景にある気持ちを見ることが大切です。

寂しさを完全になくしてあげる必要はありません。

「寂しいと感じても、自分は一人ではない」「家族の中に自分の居場所がある」と思える関わりを重ねることが、子どもの安心感や自立心につながっていきます。

年齢別に変わる寂しさの特徴

一人っ子が感じる寂しさの内容は、年齢とともに変わっていきます。幼い頃は遊び相手を求める気持ちが中心ですが、成長すると相談相手や将来の家族への不安が大きくなることがあります。

幼児期に感じやすい寂しさ

幼児期は、親と離れることへの不安が強く、今この瞬間に一緒に遊んでくれる相手を求めやすい時期です。「赤ちゃんが欲しい」と言っていても、兄弟という関係そのものより、家の中で遊べる相手を求めていることがあります。

友達との遊びが終わると泣いたり、親に何度も遊びを求めたりすることもあります。この時期は、短い時間でも親がしっかり向き合うことで安心しやすくなります。

小学生に感じやすい寂しさ

小学生になると、友達の家庭と自分の家庭を比べる機会が増えます。友達が兄弟姉妹と遊んでいる様子を見たり、学校で兄弟の話を聞いたりして、うらやましく感じることがあります。

放課後や夏休みに一人で過ごす時間が長い子どもは、退屈と寂しさが重なることもあります。また、一人っ子であることをからかわれたり、親の期待が自分だけに集中していると感じたりする場合もあります。

中学生や高校生に感じやすい寂しさ

思春期になると、親に何でも話すことが難しくなります。家庭内に年齢の近い相談相手がいないため、親と意見が合わないときに逃げ場がないと感じる子もいます。

進路や成績への期待が自分一人に向けられることで、プレッシャーを感じる場合もあります。この時期は、親が答えを押し付けるよりも、子どもの考えを一人の人間として尊重することが大切です。

大人になってから感じやすい寂しさ

成人後は、遊び相手がいない寂しさよりも、親の病気や介護、親が亡くなった後の孤独などが不安になりやすくなります。

幼い頃の家族の思い出を共有できる兄弟姉妹がいないことや、実家の管理、相続、墓などを一人で考えなければならないことに心細さを感じる人もいます。

一方で、一人で行動することに慣れている、自分の時間を楽しめる、親との関係を大切にできたなど、一人っ子でよかったと感じる大人も少なくありません。年齢が上がれば、友人や配偶者、職場、地域など、家族以外のつながりも広がっていきます。

一人っ子の寂しい気持ちへの対策

一人っ子の寂しさを和らげるために、親がずっと遊び相手になる必要はありません。親子で安心して話せる時間、一人で楽しめる活動など、いくつかの支えを組み合わせることがポイントです。

親子時間で安心感を育てる

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子どもの寂しさを和らげるうえで大切なのは、長時間一緒にいることも大事かもしれませんが、必要なときに親とつながれるという安心感をもつことで情緒が安定すると思っています。

今の時代、共働きで帰宅時間が遅くなるのは当たり前になってきている上に、家事に追われていたりすると、頭では分かっていても子どもと何時間も遊ぶのは難しいですよね。なので私は、短い時間を意識して作るようにしています。

  • 帰宅後に今日の出来事を聞く
  • 夕食中はスマートフォンを置く
  • 寝る前は絵本の時間にする
  • 子どもの話を途中で遮らない
  • 休日の過ごし方を一緒に決める

3歳の我が子は、私が料理や家事に追われていると「寂しい」と言ってくることが時々あります。私は子どもが「寂しかった」と言ったときは、すぐに解決策を出す必要はないと考えていて、まずは「そうだったんだね」「寂しかったんだね」と気持ちを受け止めてギュッと抱きしめる。そうすることで子どもに安心してもらえるように今は関わっています。

親としては、「そんなことで寂しがらないで」「一人っ子なんだから仕方ない」と思いたくなることもあるかもしれません。ですがこどもは、寂しさを否定されると自分の気持ちを話しにくくなってしまいます。

会話の目的は、すぐに問題を解決することではなく、まずは子どもが安心して気持ちを出せることが大切だと思っています。

子どもと目を見て話す、一緒に笑う、頑張った過程を認めるといった日常の小さな関わりが、安心感につながると考えています。

一人遊びと社会性を伸ばす方法

一人っ子だからといって、親が常に遊び相手をする必要はありません。

もちろん、まだ幼い子どもには親と一緒に遊ぶ時間も大切です。しかし、親がいつでも先回りして遊びを用意したり、ずっと相手をしたりしていると、親が遊べないときに強い不満を感じたり、自分で遊びを見つける機会が少なくなったりすることがあります。

わが家の子どもはまだ3歳なので、最初から長い時間一人で遊べるわけではありません。

そこで、まずは一緒にブロックを並べたり、お絵描きを始めたりして、遊びのきっかけをつくるようにしています。

そして、子どもが夢中になり始めたら、
「お母さんは少し洗濯物を畳んでくるね」
「この続きを作ってみてね」
「できたら見せてね」
と声をかけ、少しずつその場を離れます。

すぐに「一緒に遊ぼう」と呼ばれる日もありますが、集中してそのまま遊び続ける日もあります。

一人で楽しみやすい活動には、次のようなものがあります。

・絵本や図鑑を見る
・絵を描いたり、シールを貼ったりする
・粘土や簡単な工作をする
・ブロックやパズルで遊ぶ
・人形やぬいぐるみでごっこ遊びをする
・音楽を聴いたり、歌ったり踊ったりする

3歳頃は、上手に作ることや最後まで完成させることよりも、自分の思いついた方法で自由に遊ぶことが大切です。
大人から見ると、ブロックをただ並べているだけだったり、同じ遊びを何度も繰り返していたりすることもあります。
しかし、その時間にも子どもは自分なりに考え、試し、想像しています。

アドラー心理学では、親が子どもの代わりに何でもしてあげるのではなく、子どもが自分でできることを信じて任せる姿勢を大切にします。

そのため、子どもが遊び方に迷っていても、すぐに正解を教えたり、親が完成させたりするのではなく、
「どうしたらできそうかな?」
「次は何を作りたい?」
「やってみようか」
と声をかけ、子ども自身が考える時間を残すようにしています。

うまくできなかったときも、「違うよ」「こうするんだよ」と直すのではなく、
「思ったようにできなかったね」
「もう一回やってみる?」
「手伝ってほしくなったら教えてね」
と伝えます。

困ったときに助けを求められることも、自立の一つだからです。

一人遊びができることは、孤独に耐えることではありません。

誰かに楽しませてもらわなくても、自分で遊びを見つけ、自分の時間を満たせる力です。想像力や集中力、自分で考える力を育てる機会にもなります。

そして、社会性は兄弟姉妹との関係だけで育つものではありません。

保育園や幼稚園、習い事、公園、友達との遊びなど、家庭の外にも人と関わる機会はたくさんあります。

その中で子どもは、
「順番を待つ」
「貸してと伝える」
「嫌だと言う」
「相手にも気持ちがあると知る」
といったことを少しずつ学んでいきます。

3歳頃は、まだ自分の気持ちを言葉でうまく伝えられないため、おもちゃの取り合いやけんかになることもあります。

そんなとき、親がすぐに「貸してあげなさい」「仲良くしなさい」と解決してしまうのではなく、まずはそれぞれの気持ちを言葉にするようにしています。

「まだ使いたかったんだね」
「○○ちゃんも使ってみたかったんだね」
「どうしたら二人で遊べるかな?」
と声をかけ、子どもたちが関係をつくり直す手助けをします。

アドラー心理学では、親が上から指示して子どもを従わせるのではなく、子どもを一人の人として尊重し、一緒に考える関わりを大切にします。

もちろん、危険があるときや相手を傷つけそうなときは、大人が止める必要がありますが、安全が守られている場面では、友達とのけんかや思いどおりにならない経験、遊びに負ける経験も、ときには必要だと考えています。

子どもが困らないようにすべてを取り除くのではなく、困ったときにどうすればよいかを考える機会を残すことも、親にできる大切なサポートです。

一人遊びの時間と、友達と関わる時間。

どちらか一方を増やすのではなく、両方を経験することで、自分で楽しむ力と、人と一緒に過ごす力が少しずつ育っていくのだと思います。

一人っ子の一人遊びについてはこちらの記事も参考になります。

親の介護や将来不安への備え

大人になって一人っ子が感じやすい不安の一つが、親の介護です。病院への付き添いや介護サービスの手続き、施設探し、金銭管理、実家の片付け、葬儀、相続などを一人で背負うことになるのではないかと心配する人もいます。

兄弟姉妹がいれば役割を分担できる可能性はありますが、兄弟姉妹がいても遠方に住んでいる、関係が疎遠、介護への考え方が違うなどの理由で、必ずしも兄弟で協力し合って問題を片付けていけるとは限りません。

一人っ子の将来不安を減らすために、親が元気なうちから次のような準備をしておくと安心です。
(私も成人してから以下の内容を親と話し合いました。事前に話し合って情報を共有しておくことで、いざという時に少しでも慌てずに冷静でいられると思います。また、共有した情報はどこかにメモで残しておかないと忘れてしまったりすることがあるのでエンディングノートを用意するのは本当におすすめです。私も娘が成人したらエンディングノートを共有していこうと思っています。)

  • 介護や延命治療について親の希望を聞く
  • 預貯金や保険など資産状況を整理する
  • 重要な書類の保管場所を共有する
  • 介護保険サービスについて調べる
  • 実家や墓を将来どうするか話し合う
  • エンディングノートを活用する

私は介護は子ども一人だけに負担させるのは本当に無理な話だと思っています。子どもには子どもの人生がある。我が子に余計な負担をかけさせないためにも、医療機関、ケアマネジャー、地域包括支援センター、介護サービス、行政など、家族以外の支援を利用できることをまずは親自身が理解して、何かあればどこに相談をしたら良いのかまで子どもに伝えていくのも親の義務だと思っています。

親自身が資金や住まい、介護サービスについて準備し、子ども一人にすべてを任せない姿勢を見せることが大切です。

一人っ子は寂しいと決めつけない

一人っ子が寂しいと感じるかどうかには、大きな個人差があります。家庭内に同年代の遊び相手がいないことで寂しくなる場面はありますが、それだけで子どもの性格、社会性、幸福度が決まるわけではありません。

兄弟姉妹がいれば、家で一緒に遊んだり、家族の思い出を共有したりもできますが、兄弟げんかや親からの比較、愛情の取り合い、大人になってからの疎遠や介護をめぐる対立などの問題も出てくるかもしれません。一人っ子だから将来、相談相手がいない、親の介護で誰にも頼れないなどの問題が出てくると思われがちですが、この問題はきょうだいの有無は関係がないと私は考えています。(私自身も一人っ子人生を歩んできて、きょうだいがいても一人で悩む人はいるということを知って、いつだれがこの問題の当事者になるかは分からないんだなと感じたからです。)

子どもにとって大切なのは、家族の人数ではなく、安心して気持ちを話せる関係と、家庭の内外に頼れるつながりがあることです。

私は親が一人っ子であることを申し訳なく思い続けると、その不安が子どもにも伝わってしまうと思っています。「一人っ子でごめんね」ではなく、「私たちは今の家族を大切にしているよ」と、自信を持って伝えてあげることが大事だと感じています。

一人で楽しむ力も、人と関わる力も、日々の生活の中で少しずつ育てていけます。親が子どもの気持ちを見守り、必要なときにつながれる存在でいること。それだけでも、子どもにとって大きな安心になりますよ。

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